前回の記事、世界一簡単な外反母趾のテーピング療法では、基本的な外反母趾のテーピング法をご紹介しました。
その貼り方で大抵の方は症状が軽減すると思うのですが、足の変形が強い方には、もう一枚テーピンクを足す方法が有ります。
それを今回は、ご紹介いたします。
前回のテーピンクはコレです。
![]() |
今回は、実際に外反母趾の患者さんの足を、お借りして説明したいと思います。
まずは、前回のテーピンク。
5センチ幅の伸縮性テープを15~20センチにカットします。
![]() |
母趾の出っ張りからスタートして、小趾の一つ手前の出っ張りまで、軽く引っ張りながら貼ります。
![]() |
![]() |
足底から見ると、こうなります。
![]() |
ここまでが前回のテーピンクです。
そして今回は、もう一枚足して、矯正する力を強めます。
5センチ幅のテープを15センチくらいにカットします。
![]() |
そのテープを片側だけ、3センチほど切れ目を入れます。
切れ目を入れた側を母趾に、上下から巻きつけます。
軽く引っ張りながら、足の内側に貼り付けます。
![]() |
これで完成です。
![]() |
裏側は、こうなります。
![]() |
分かりますか
テーピンク処置前がコレで、
![]() |
テーピンク処置後は、こうなります
![]() |
片足たった2枚の伸縮性テープを貼っただけで、これ程の違いが出ます
外に向いていた母趾も、前を向き、立ってみると、しっかり支えられている感覚が得られると思います。
形だけでなく、歩く事も楽になります。
患者さんが次回来院された時
「この間テープを貼ってもらったら、いっぱい歩いたのに楽でした~~」
なんて言われたりします。
この貼り方は、JRC関節可動回復矯正法の処置法です。
以上、簡単な外反母趾のテーピング療法、スペシャルバージョン!!でした。
