膝の痛み

膝の痛みと姿勢の関係

崩れた姿勢

膝痛と姿勢

膝の痛みと姿勢の関係についてのお話しです。
膝を痛めた場合、膝の施術で素直に改善してくれるケースと、なかなか改善してくれないケースが有ります。
なかなか改善しないケースの場合に、チェックするポイントの一つが姿勢になります。
どんな姿勢だと、改善しにくいのか?

それは、こんな姿勢になっている時です。

この写真の場合は、左膝に頭が乗っている歩き方なので、左の膝が痛くなります。
膝ではなく、体幹を支える事が困難になっていて、身体が右側、または左側に崩れた状態に陥ると起こります。
右側に崩れて、頭が右膝の上に乗るような姿勢で歩いていると、右膝が痛くなります。
左側に崩れた場合は、左膝が痛くなります。
両膝が痛い人の場合は、身体を左右に揺さぶって歩いていると思います。
この場合、膝の施術だけでは、なかなか改善しませんので、体幹の施術が必要になります。
特に胸椎、肋骨、首などを整えます。
ただし、いくら整えても改善しにくいケースが有ると思います。
それは、どうしても患者さん本人で体幹を支えるコツがつかめない場合です。
その場合に有効な手段として、横隔膜を上に引き上げる方法が有ります。

Human Diaphragm AnatomyHuman Diaphragm Anatomy Illustration. 3D render

※画像は他サイト様より引用させて頂きました
方法は、呼吸を利用します。
息を吸う時に、自力で横隔膜を引き上げるます。
そして、息を吐く時には、横隔膜が下がらない様に意識してキープします。
それを何度か繰り返します。
すると、胸郭が上がり、腸が上に引き上げられ、お腹がスッキリと細くなります。
横隔膜が上がり、一緒に大腸、小腸が引き上げられると、重力に負けて、下に潰れていた身体が、しっかりと支えられます。
結果、重力に負けて、頭や腸の重さが膝に掛かる事が無く成りますので、膝の負担は減り、改善できる状態になる訳です。

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