めまい
『めまい』について、出来る限り簡単に説明してみたいと思います。
一番多いのが、『回転性めまい』と言って、回る様な感じの『めまい』です。
主な原因として、『メニエール病』が挙げられます。
『メニエール病』の原因は不明とされていますが、近年では内耳にできる『内リンパ水腫』が原因で有る事が分かって来ました。
どういう事なのかと言うと、まずは耳が有ります。
その内耳の中は、リンパ液で満たされています。その中の、内耳の部分が有ります。
ところが何らかの原因で、リンパ液が増えすぎて、内耳が腫れている状態、つまり水ぶくれの状態です。
センサーの三半規管は、リンパ液の状態で、頭の向きを感じ取るのですが、増え過ぎたリンパ液が、イタズラしてグルーっと回る様な感じになったりします。
簡単に説明すると、こんな感じなのですが、何らかの原因って何って思いますよね。
これはね、一般的には、炎症とか、自律神経障害と言われているそうです。
私としては、別の理論が有って、そっちじゃないかな って思います。
炎症や自律神経障害で、メニエール病を発症しているケースも有ると思いますが、もっと単純な理由で、メニエール病を発症している方が多いのではないかと、私は考えています。
というのは、めまいを起こす方には、ある共通点が有ります。
その共通点とは、首が硬い
関節ロックを起こしているという事は、周りの筋肉もカチカチに異常収縮しています。首の骨・関節がロックを起こして、関節が動く範囲が明らかに狭くなっています。
首の筋肉がカチカチに硬くなっている訳ですから、その間を通っている血管やリンパは圧迫されていると思いませんか
血管やリンパが圧迫されているので、体幹に戻るはずのリンパ液が戻れず内耳に溜まっていると考える事が出来ます。
内耳は袋状の器官なので、水分が貯まりやすい構造で有るとも考えられます。
首の関節ロックを解除する事により、首の筋肉が柔らかくなった患者さん達に、「めまいが収まりました」と言われる事は、よく有る事です。
あくまでも仮説なのですが、そう考えると、つじつまが合うと思うんですよね。