エアロビクス(有酸素運動)は良い?悪い?
スパイラルテーピング協会からの資料で、協会顧問の羽間鋭雄先生という体育の先生の講義を収録したものです。
掻い摘んで紹介します。
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有酸素(エアロビックな)運動とは
・苦しさを覚えないがある程度の強さがある運動
呼吸がやや早くなる、心拍数が100~130回/分くらい
・同じペースで5分間以上続けられる運動
汗ばんでくる、おしゃべりしながらできる
・脂肪代謝が進み、体重コントロールに役立つ
ウォーキング、水泳、エアロビックダンスなど
・成人病(高血圧、心臓病、肥満症など)予防に有効
水中運動、自転車、ジョギングなども
なぜ運動が必要か?
運動にならない運動?をつくった
科学の罪
運動になる運動と
運動にならない運動?
・ひじを90度、大また、心拍130以上?
・20分以上でなければだめ?
・酸素摂取量が評価の基準?
・ぶらぶら歩きは運動にならない?
という概念を生み出した背景
この考えは、有酸素運動を続けて20分くらいから脂肪が燃焼するというデータが発表された頃の流行みたいなものですね。
いまだにそんな事言っていたら遅れてます。
だらだら、ぶらぶらでも、ちゃんと運動になります。
一日に歩く歩数と心電図の異常についてのデータが有ります。
一日の歩数が5000歩以下の人の場合、50%以上に異常が見られます。
一日の歩数が12500歩以上の人の場合、心電図の異常は、ほぼ無くなります。
歩いた方が、歩かないより健康に成れそうですね。
ただし、スポーツとなると、また違う問題が起こります。
スポーツの功罪
スポーツと活性酸素
◎スポーツは体の免疫力を落として万病のもとになる
・激しい運動は短命や万病のもと - 激しい運動で活性酸素が大量発生
・過激なスポーツ選手は、活性酸素の害で、様々な障害や短命に
◎マラソン選手を継続すると、普通の幸福は難しい
◎素人のマラソンは百害あって一利なし(女性は生理 不順・無排卵、男子は無精子)
◎長寿には体育系が不利で、文科系が長生きする(体育系の早死には、活性酸素の被害のため)
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なかなかキツイ表現で書かれていますよね。
かつて、東大の理学部の先生がスポーツは害だと書いた本が有って、結構売れたさうです。
その本から、抜粋したのが、上記の内容との事です。
ちなみに、ランニングの生みの親と言われていた人は、ランニング中に死んだそうです。
具合の悪い人の走は厳禁歩でなければダメって事ですね。
ある循環系のお医者さんは
「とにかく歩け、絶対に速く歩くな、ひたすら歩け」で病気を治しているそうです。
ただし、指示は膨大な時間、何時間も歩け。という事です。
確かに、毎日何時間も歩いていたら、病気には成らないでしょうね。
活性酸素に起因する障害
胃潰瘍、糖尿病、ウイルス性肝炎、脳疾患、腎臓疾患、老年期痴呆、
しみ・しわ、筋萎縮性脊索硬化症、精力減退、アレルギー性疾患、
腸管潰瘍、アトピー性皮膚炎、膠原病、ガン、
活性酸素の発生要因
化学物質、医薬品、ストレス、加工食品、紫外線、水の汚染、空気の汚染、
血流停止・再還流、抗がん剤、X線写真、放射線、電磁波、スポーツ
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マラソンや激しいスポーツは、健康に良さそうに見えて、実は良くない様ですね。
苫米地英人先生の健康法
苫米地英人先生の考え方も、加えておきます。
オウム真理教の洗脳を解いた、苫米地英人先生の本を読むと、よく書いて有るのですが、苫米地先生の健康法は、普通の逆です。
◎なるべく栄養を摂らない事
◎有酸素運動をしない事
簡単ですよね。
たった2つ
解説すると、人間の身体にとって必要な栄養って、ほんのわずかなんです。
・いっぱい食べれば元気になる。
・足りない栄養はサプリメントで補う必要が有る。
なんていうのは、仕掛ける人達が居て、その情報が浸透した結果、当たり前と思わされています。
騙されないで下さいね、食べ過ぎれば病気に成るんです。
食べ過ぎているものを、サプリメントで誤魔化す事は出来ないと思いませんか
続いて、有酸素運動についてですが、酸素を大量に吸い込むと興奮状態になるので元気に成った気がするんですよ。
酸素カプセルの機械も、その仕組みです。
ただし、本物のアスリートの場合、かなり無理をしますので、大量の乳酸が体内に溜まってしまいますから、それを取り除き回復させるのは早いという話しも有ります。
プロのスポーツ選手などには良いかもしれませんね。
活性酸素が作られるので引退後は、やめた方が良いでしょう。
スポーツ選手って大抵、早死にしてますからね。
苫米地先生は、大量に酸素を吸いこむと、気分が高まり元気に成ったと錯覚をする。安い栄養ドリンクと変わらないと表現していたと思います。
次は重力について
宇宙(無重力)生活
・骨と筋肉がなくなる!
あっという間に骨粗しょう症
・歓迎の花束が持てない!
使わなければ、使えなくなる
↓
退化
宇宙飛行士が宇宙から帰ると、立てなくなるので、しばらくはリハビリが必要です。
必ず骨粗鬆になるし、花束を持てないほど筋力が落ちる訳ですからね。
日常生活でも、重力をかけた運動が必要なんです。
水中歩行では、骨粗鬆症の予防にはならないという事になります。
一日に3時間以上立っている生活をしていれば骨粗鬆症には成らないと言われていますので、実は簡単な事なんですよね。。。水中ではなく陸上ですよ。
運動の必要性として、この問題も有ります。
動かなければ体が腐る?
・寝たきりと床擦れ
・血管は10万キロメーター
・血液循環のメカニズム
(心臓、呼吸、筋肉)
・動かなければ生きていけない
そうですね、寝たきりになると床ずれ、つまり腐ってきますね。
血管の長さを全部合わせると、10万キロメートルも有るんですから、心臓だけの働きでは、無理
脚は第2の心臓と言われるように、歩く事によって脚の筋肉が血液を循環させている訳です。
痴呆症の人が、徘徊するのは歩いて身体を回復させようとしているという考え方が有ります。私もその通りだと思っています。
動く事は絶対に必要
寝たきりになる、要因の一つに大腿骨頚部骨折が有るのですが、面白いデータがありますね。
カルシウムをよく摂っている国の方が、大腿骨頚部骨折が多い、アメリカ合衆国、ニュージーランド、スウェーデンなどが特に多いですね。
ナゼでしょう?
後は筋肉、筋力の問題です。
転倒→骨折→寝たきりの予防
なぜ転ぶ?
・大腰筋・大腿四頭筋の衰え
・階段・坂道が最良のトレーニング
若さは筋力(筋肉)
・しゃきっとした姿勢
・きびきびした動き、軽やかな動き
・自分のからだを自在に動かす能力
(横たわる – 起き上がる – 座る – 立ち上がる – 歩く)
脚屈伸、腹筋、背筋、腕立て
貯筋のすすめ
蓄えがなければ、すぐ動けなくなる
「死ぬまで動物として生きる」
という訳で、薦めている運動は簡単な運動です。
まとめると激しい運動は身体にとって良くない。
しかし、動かない事も良くない。
簡単な運動や歩行は、ドンドンやれっ
ってところでしょう。